脱水症にご注意!!
連日、厳しい暑さが続きます。
京都の夏は盆地特有の蒸し暑さが特に厳しく、
噴き出した汗が止まらなくなります。そこで注意をしなければいけないのが
ご存じ、熱中症です。
そしてその熱中症の中でも一番気を付けなければいけないのが
脱水です。
脱水とは?
体から水+塩分が同時に失われた状態のことを言います。
脱水というだけに、よく水だけ失われると思われがちですが、
それは勘違い!
人間の体の半分以上は体液(水+塩分)という水分が占めています。
その体液が失われてしまって脱水を引き起こします。
ここで、
体液の働きを簡単にまとめます。
①体温調整
②体に必要な栄養素・酸素を運ぶ
③体に不要な老廃物をだす
健康な体の状態を保つためにも、水・塩分はとても大切なんですね!
そして、子供と高齢者は脱水になりやすいので特に注意が必要です。
年齢と共に体液の割合は減少していきます。
子供は80%もあるのに高齢者はなんと50%しかありません。

では、子供と高齢者は脱水になりやすいといわれているのは何故なのでしょうか?


子供と高齢者は注意が必要ですね。
脱水の主な症状として
①微熱
②口渇感
③体重減少↓
④尿・汗の量が減少↓
⑤めまい・立ちくらみ
⑥悪心・嘔吐・下痢 等
また、脱水チェックとして
①手が冷たい
②ベロが渇いている
③皮膚をつまんでみて。形が3秒経っても戻らない
④爪を押しても赤みが戻るのが遅い
⑤脇が渇いている 等
があげられます。
参考にしてくださいね。
そこで、本題に入ります。
脱水症状が出始めたら
熱中症の危険サイン!
ただ単に水やお茶で失った水分を補うのではなく
塩分・糖分が加わったものを摂取することで
より水分吸収の効率がアップします。
塩分(ナトリウム)・糖分のバランスが脱水したからだの
水の吸収に大きく関わるのです!


そこで、最近CMや店頭でOS‐1(オーエスワン)という飲み物を聞いたり、見たりしたことは
ありませんか?
OS-1とは…
医療現場でも活用されている経口補水液のことです
・過度の発汗による脱水症状に…
・高齢者の経口摂取不足による脱水状態に…
・感染症や感冒による下痢・嘔吐・発熱を伴う脱水状態に…
このような症状の時に素早く体内に必要な水分が吸収され、
正常な水分量に保ってくれます。

このOS-1(500ml)には
・Naナトリウムが575mg(食塩1.46g)=梅干し1個=味噌汁1杯 目安
・Kカリウムが390mg=100%オレンジジュース180ml=バナナ1本 目安
・ブドウ糖が9g
など、塩分・糖分がバランスよく含まれているのでより効果的に水分補給ができます。
なので、軽度~中等度の脱水状態時にぜひお飲みください!
※K・Naなどが比較的多く含まれるので、腎臓病・透析等で摂取制限を受けている方は要注意!使用する前にお医者さんに相談を。
健康な状態で飲んでも大丈夫?とよく聞かれるのですが、
飲んでいただいても問題はありません。ただし、健康状態がさらによくなるわけではありません。
1日の飲む量はこちらの表をご参考に。

乳児のOS-1の飲用については、母乳やミルクがのめれば飲用できますが、使用の際は医師に相談することをお勧めします。
よく、スポーツドリンクを飲むのではだめなの?と聞かれることが多いのですが、
OS-1はスポーツドリンクに比べて
電解質濃度(Na+・K+・Cl-など)の濃度が高く、
水・電解質の吸収を速めるために、糖の濃度の組成は低く設定されているので
より多くの電解質が摂れて、水分・電解質の吸収が速いのが特徴です。

日常生活における水分・電解質補給であればスポーツドリンクでも十分ですが、
軽度~中等度の脱水状態にはOS-1が適しているのです。
常温や冷蔵庫で冷やしたものを飲む以外にも
凍らせたり、温めて飲むこともできます。
凍らせても温めても組成の変化はありません。
ただし、その場合の注意点として、凍らせる際は別容器に移してください。
また、凍ったままの飲用は組成が均一でなくなるため、できるだけ完全溶解させて飲用を。
凍ったまま召し上がる際は、1口サイズの製氷皿で凍らせたものを1口で召し上がってください。
温めた場合は沸騰させてり温めたまま長時間放置は避けてください。
また、温める際は別容器に移してから温めてくださいね。
飲み方でしてはいけないこととして、
薄めないこと!
薄めたり、何か混ぜると電解質と糖分のバランスが崩れ、吸収速度に影響がでるので注意してください。
開封後は、冷蔵庫保存で24時間以内に飲み切ってください。
また空気中の雑菌が混ざる恐れがあるのできちんとキャップをして保存をしてくださいね。
ポプリ薬局ではOS‐1を販売しております。店舗によってはゼリータイプも置いています。
いざという時のために、お家に備えておいてはいかがでしょうか?
脱水に注意して、暑い夏を乗り越えましょう!
