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お茶会

こんにちは。

ポプリ薬局ヒロセです。

今回はお茶会のおはなし。

11/17に神戸市立中央市民病院でお茶会が開催されました。

このお茶会では、初回よりポプリ薬局もささやかなお手伝いをさせていただいております。今回は、つつじヶ丘店受付事務担当のOさんが研修に行ってまいりました

Oさんにインタビューして来たのでその模様をご覧下さい。

ヒロセ(以下「ひ」)「Oさん、本日は宜しくお願いします。」

Oさん(以下「お」「宜しくおねがいします。」

ひ 「さてさて、病院でのお茶会に参加されたということですが・・・これはどういったものなのですか?」

お 「そうですね、病院の入院生活など、決して楽しいことばかりではない日常が続く方々に、少しでも『ほっ』としてもらえる場があれば、との思いをこめてお手伝いしてまいりました!」

ひ 「でもあれですね。患者さんももちろんですが、先生や看護師さんなど、働いていらっしゃる方にとってもお楽しみいただける機会かもしれませんね。」

お 「そうですね。。。だといいんですけど!」

ひ 「それでは、お茶会の内容に関して伺いたいのですが・・・Oさんはどのような事をされていたのですか?」

お 「はい、さすがにお茶をたてるのはできないので(笑)、実はお手伝いとは名ばかりで、お道具の準備から会場設営やお点前お客様への説明まで、何もかも裏千家神戸支部連合会の先生方がしてくださるんですよ。

ひ 「裏千家の先生方!それはまた凄い!本格的なお茶会ですね!!」

お 「そうなんです。お茶碗はじめ何から何まで裏千家の先生方がご持参下さって、ほんと、病院とは思えないようなお茶の空間が生まれるんです。ですので、私は入り口で「入ってみようかな、どうしようっかな。。。」と迷っておられる方を会場へ積極的にご案内したり、お客様からのお話をお伺いする役を担当いたしました!」

ひ 「なるほど。でもお茶って敷居が高いとうか、お作法とかありそうで少し難しいイメージがありますが・・・」

お 「このお茶会も今回で9回目だったのですが、ここが病院であることを忘れてしまう方や、『難しい作法わからへんからええわ~』という方、前を何度も通って偵察(?)される方、でもみなさん、ちょっと遠慮しておられるだけで、心の何処かで癒やしを求めていらっしゃるのか、「リラックスの為の催しなのでお気軽に」なんて声をかけるとススッと入って下さいましたね。無料であるのをご存知なくて、チケットがいるんじゃないかと警戒(?)なさった方もちらほら、、、(笑)」

ひ 「自分からは入りづらいところ、呼び込んでもらえると「しょうがないな~」と言って入って行き易いかもしれませんね(笑)。そんなお茶会、どういう方が来られてましたか?」

お 「そうですね、、、ある方は、前回来た時は車椅子であまり動くこともできなかったらしいのですが、今回は背筋もピーンと伸びてはつらつとされていました。患者さんの回復の経過まで確認できるなんて驚きですよね!」

ひ 「なるほどなるほど。確かに、何度も開催していると、リピーターの方にも会えますよね!」

お 「点滴をぶら下げるコロコロを犬の散歩のように連れて歩いて来られた方もいらっしゃって、どうしたんですか?と聞いたら、『今日点滴が外れて、うれしくって』って。」

ひ 「(笑)」

お 「それから、お菓子をご担当くださるのは、いつもの聚洸(じゅこう)さん(京都市上京区)。毎回ご主人が、この会のためにひとつひとつ心をこめてつくってくださったものを(ほとんど徹夜で!)朝、京都から神戸のこの会場まで届けるという重責を担当いたしました。」(ちなみに、糖質制限を受けている方には、低糖質の洋菓子〜神戸中央市民病院前ビル1階:神戸パドドゥより〜もご用意)

お 「お菓子を食べる前にお茶を飲んでしまって、『すいません、おかわり頂ける?』と、なんだか楽しそうでした。点滴が外れて自由の身になったからか、避難訓練にも参加してお茶会にも出て、とても忙しいと笑っておられました。」

お 「他にも、40代でガンの告知を受け、薬物治療と手術を繰り返しておられたある方は、前回(5月)にも来て下さってて、『ほら!5月からこんなに元気になった!ちょうど9月に直近の治療スケジュールが一段落したの。今度は次の5月のお茶会目指して頑張ります!』と元気いっぱいの笑顔を見せてくださいました!」

ひ 「おぉ!少しでも患者さんの励みというか、力になっていると嬉しいですね。」

お 「小さい子供達も来てくれてましたよ!」

ひ 「確かに普段なかなかお茶会に行く機会が無い上に、小さな子供も気軽に参加していただけるという面においても素晴らしい企画ですね。」

お 「誰かから誘われてではなく、自分から看護師さんに「お茶会連れてって!」という積極的な子や、入院中のママをお見舞いに来ている子もいましたね。ママは先生から飲食を禁止されているので残念でしたが、あの空間でママとの時間を楽しんでもらえたでしょうか、、、」

ひ 「病院なので、いろんな制限を受けている方がいらっしゃいますもんね。。。。でも、それぞれのペースで楽しんでいただけるようにとの思いが込められていますね。本格的な演出の中で和服姿の先生方のお点前の様子、お茶とお菓子の味、風味、お軸や季節のお花、そこにいるだけで五感のどこかで季節を感じる不思議な空間なのですね。」

お 「中には昔お茶を習ってた方も結構おられて、まさか病院でお茶を楽しめるとは!と喜んでいらっしゃいました。」

お 「92歳の方も看護師さん同伴で来られていましたよ。お菓子が美味しい美味しいとおっしゃっていて、ぺろりと召し上がっていました。お茶のあと、併設の病院ボランティアスタッフさんたちによるアロマケア体験ブースで、『アロマもいかがですか?』とご案内すると『知ってる知ってる!アロマって、あのトゲトゲしたやつやんか!』って。」

ひ 「??」

お 「看護師さんに『それ、アロエやろ!!』と突っ込まれててまるでコントみたいでした。」

ひ 「(笑)」

お 「帰る時に皆さんが『ありがとうございました』といって下さったり、和服姿でご案内をさせて頂いたので、お茶会をやっているのが分かり易くて良かったというご意見をいただき、とても嬉しかったです。」

ひ 「なにより雰囲気がググッと出ますよね。」

お 「最後に私もお茶とお菓子を頂きました。濃い体験の連続であった一日を終えたのもあって、より一層美味しいお菓子が身体中に染みわたり、格別に美味しかったですね。」

ひ 「同じお茶でも、そのときそのときの背景で、感じ方も様々かもしれませんね。また半年後の新たな出会いが楽しみですね。」

お 「はい。また、次回は、より一層元気になっている方もいらっしゃるでしょうし、今回の評判を聞いて色々な方にいらしていただきたいです。」

ひ 「そうですね。次回またどんな一期一会があるのか楽しみですね!本日はありがとうございました。」

お 「ありがとうございました。」

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